「神々の軍勢」入りテーロスブロックドラフトにおけるアーキタイプ(今さら)
2014年3月19日 アーキタイプ分析メンテに入ったので、以前ちょこちょこと書いてたものを思い切ってアップする。
見直してみたが、修正したいところもたくさんあるけど、面倒なのでこのまま晒す。
ので、そのあたりを考慮のうえ、参考というか暇つぶし程度にどうぞ。
では、以下本題。
ごくたまに、検索キーワードの「アーキタイプ」で飛んでくる方がいるのですが、それが
http://hogehogemtg.diarynote.jp/201402192231343762/
このエントリになんで、何だが申し訳ない気分だ。
僕が「アーキタイプ」で検索するときはこの環境でどんなアーキタイプがあるのか、網羅的に把握したいときなので、特定のアーキタイプだけどのエントリだとちょっと残念。
なので、自分なりにこの環境のアーキタイプを整理してみた。
すでにいろんなところで説明されているけど、色の組み合わせでの説明が多い。
しかし、たとえば、青黒はテンポアグロ的に組むのか、低速コントロール的に組むのかでピックの方針が変わるから注意が必要じゃないかと考えていた。
そこで、このエントリではデッキが目指す「速度」や「勝ち方」に注目して次の5つに分類して説明を試みた。
(1)高速ビートダウン
(2)テンポアグロ
(3)ミッドレンジ
(4)授与授与
(5)低速コントロール
勝利するターンが早い順に並べてみた。が、(2)(3)(4)はあんまり差がないかな。
もちろん、このアーキタイプだけってわけでもない。ミッドレンジと授与授与など複数のアーキタイプに該当するようなデッキもあるだろう。あくまで参考程度にしてほしい。
(1)高速ビートダウン
代表的な組み合わせ・・・白赤
2~3マナ域の生物とコンバットトリックを駆使して早いターンで決着をつけるアーキタイプ。5~6ターンには大勢が決するので、英雄的生物は欲しいが、必ずしも授与生物にはこだわらない。ただ、短期決戦を目指すとはいえ、長引いた時を見越したカードも必要で白赤なら《不機嫌なサイクロプス》はぜひとも欲しい。
小粒な生物が多く、授与生物を貼り付けるタイプより生物を横に並べるので、《密集軍の指揮者》はもちろん、《乗騎ペガサス》&人間によるペガサスファンタジーは有効戦略。
【代表的なカード】
《死呻きの略奪者》《アクロスの護衛兵》《天馬の乗り手》《タイタンの力》《神々の思し召し》
(2)テンポアグロ
相手の生物をバウンス、除去などでいなして押し込むアーキタイプ。
青黒の飛行生物や、《液態化》でアブロッカブルにした生物で攻め立て、相手の生物は《航海の終わり》《捕海》する。青緑が一般的だが、《蒸気の精》や《血集まりのハーピー》をかき集めた青黒タイプもこちらの分類か。
代表的な組み合わせ・・・青緑、青黒、白青、青赤
【代表的なカード】
《蒸気の精》《彼方の工作員》《血集まりのハーピー》《航海の終わり》《捕海》《ファリカ療法》《稲妻の一撃》
(3)ミッドレンジ(怪物化貢納英雄化ビートダウン)
代表的な組み合わせ・・・緑赤>黒緑>白緑
緑を中心とした中大型生物のサイズ差で押し切るアーキタイプ。
この環境は2/2が標準で3/3だとわりと安心して殴りにいける。《ネシアンの狩猟者》や《グラクマの解体者》など3マナ域から主力が展開し、4~5マナの生物まで展開してくタイプ。《ネシアンのアスプ》は神話コモンとも称されるが、「神々の軍勢」が加わり出現数も減っただけでなく、《黄金の木立ちの蛇》などの代替生物(!?)もそれなりにあるので、「テーロス」packでは《旅するサテュロス》の方が評価は上になった(もともと上だった説があるが僕の中では「神々の軍勢」が入って逆転した)。生物のサイズが大きめなので、できればコンバットトリックなどのスペルに頼らずに押し込んでいきたい。それでもやっぱり火力は喉から手が出るほど欲しい。
なお、白緑については、英雄的生物にコンバットトリックやオーラ、授与を連打して押し込むタイプとなる。
【代表的なカード】
《旅するサテュロス》《ネシアンの狩猟者》《ネシアンのアスプ》《不機嫌なサイクロプス》《血集まりのハーピー》《洞窟のランパード》《槌の一撃》
(4)授与授与ビートダウン
代表的な組み合わせ・・・白青>白緑
英雄的生物に授与、授与して巨大な生物を作り上げるアーキタイプ。
特に《波濤砕きのトリトン》を授与先にする戦略は強力。
【代表的なカード】
《波濤砕きのトリトン》に《ニクス生まれの盾の仲間》《ニクス生まれのトリトン》《雨雲のナイアード》を授与授与授与
(5)低速コントロール
代表的な組み合わせ・・・青黒>黒緑>白黒
序盤を凌いで中盤以降に強いカードを展開して逆転するアーキタイプ。
《毒草の蠍》《悪意の幻霊》などで相打ちを誘い、《ナイレアの信奉者》《黄金の木立ちの蛇》でライフ回復して時間を稼ぎ、《航海の終わり》《捕海》で時間を稼ぎ、時間を稼いでいる間にこつこつ殴って、《アスフォデルの灰色商人》でドレインライフで止めさしたり、《モーギスの匪賊》で一気に決着をつけたり、青い飛行生物で上から殴り勝ったりする。なお、《ティマレットの召使い》を効果的に使われると意外にやっかい。
意外と使い勝手がわるいとの評価の《撤回のらせん》も構えることが多いこのタイプなら、悪くない動きをするのではないか。
なお、青が入っているタイプだと《前兆語り》が序盤を凌いで、中盤意向のドローを整理する非常によいカードである。
あとは白黒で、《エイリオスの学者》でドレインするタイプもある。
「テーロス」が2packとなってしまったために《灰色商人》の出現枚数は減ってしまったが、「神々の軍勢」の黒がしょんぼりすぎるので、「テーロス」2packでフィーバーする可能性が微レ存。
【代表的なカード】
《毒草の蠍》《悪意の幻霊》《ナイレアの信奉者》《黄金の木立ちの蛇》《撤回のらせん》《航海の終わり》《捕海》《アスフォデルの灰色商人》《先見のキマイラ》《毒草の口付け》《鞭の一振り》《エイリオスの学者》
<追伸>
代表的なカードを思いつくままに上げたところほとんどが「テーロス」だった。絶望した。
あと、用語の使い方が間違っていたらごめんなさい。
見直してみたが、修正したいところもたくさんあるけど、面倒なのでこのまま晒す。
ので、そのあたりを考慮のうえ、参考というか暇つぶし程度にどうぞ。
では、以下本題。
ごくたまに、検索キーワードの「アーキタイプ」で飛んでくる方がいるのですが、それが
http://hogehogemtg.diarynote.jp/201402192231343762/
このエントリになんで、何だが申し訳ない気分だ。
僕が「アーキタイプ」で検索するときはこの環境でどんなアーキタイプがあるのか、網羅的に把握したいときなので、特定のアーキタイプだけどのエントリだとちょっと残念。
なので、自分なりにこの環境のアーキタイプを整理してみた。
すでにいろんなところで説明されているけど、色の組み合わせでの説明が多い。
しかし、たとえば、青黒はテンポアグロ的に組むのか、低速コントロール的に組むのかでピックの方針が変わるから注意が必要じゃないかと考えていた。
そこで、このエントリではデッキが目指す「速度」や「勝ち方」に注目して次の5つに分類して説明を試みた。
(1)高速ビートダウン
(2)テンポアグロ
(3)ミッドレンジ
(4)授与授与
(5)低速コントロール
勝利するターンが早い順に並べてみた。が、(2)(3)(4)はあんまり差がないかな。
もちろん、このアーキタイプだけってわけでもない。ミッドレンジと授与授与など複数のアーキタイプに該当するようなデッキもあるだろう。あくまで参考程度にしてほしい。
(1)高速ビートダウン
代表的な組み合わせ・・・白赤
2~3マナ域の生物とコンバットトリックを駆使して早いターンで決着をつけるアーキタイプ。5~6ターンには大勢が決するので、英雄的生物は欲しいが、必ずしも授与生物にはこだわらない。ただ、短期決戦を目指すとはいえ、長引いた時を見越したカードも必要で白赤なら《不機嫌なサイクロプス》はぜひとも欲しい。
小粒な生物が多く、授与生物を貼り付けるタイプより生物を横に並べるので、《密集軍の指揮者》はもちろん、《乗騎ペガサス》&人間によるペガサスファンタジーは有効戦略。
【代表的なカード】
《死呻きの略奪者》《アクロスの護衛兵》《天馬の乗り手》《タイタンの力》《神々の思し召し》
(2)テンポアグロ
相手の生物をバウンス、除去などでいなして押し込むアーキタイプ。
青黒の飛行生物や、《液態化》でアブロッカブルにした生物で攻め立て、相手の生物は《航海の終わり》《捕海》する。青緑が一般的だが、《蒸気の精》や《血集まりのハーピー》をかき集めた青黒タイプもこちらの分類か。
代表的な組み合わせ・・・青緑、青黒、白青、青赤
【代表的なカード】
《蒸気の精》《彼方の工作員》《血集まりのハーピー》《航海の終わり》《捕海》《ファリカ療法》《稲妻の一撃》
(3)ミッドレンジ(怪物化貢納英雄化ビートダウン)
代表的な組み合わせ・・・緑赤>黒緑>白緑
緑を中心とした中大型生物のサイズ差で押し切るアーキタイプ。
この環境は2/2が標準で3/3だとわりと安心して殴りにいける。《ネシアンの狩猟者》や《グラクマの解体者》など3マナ域から主力が展開し、4~5マナの生物まで展開してくタイプ。《ネシアンのアスプ》は神話コモンとも称されるが、「神々の軍勢」が加わり出現数も減っただけでなく、《黄金の木立ちの蛇》などの代替生物(!?)もそれなりにあるので、「テーロス」packでは《旅するサテュロス》の方が評価は上になった(もともと上だった説があるが僕の中では「神々の軍勢」が入って逆転した)。生物のサイズが大きめなので、できればコンバットトリックなどのスペルに頼らずに押し込んでいきたい。それでもやっぱり火力は喉から手が出るほど欲しい。
なお、白緑については、英雄的生物にコンバットトリックやオーラ、授与を連打して押し込むタイプとなる。
【代表的なカード】
《旅するサテュロス》《ネシアンの狩猟者》《ネシアンのアスプ》《不機嫌なサイクロプス》《血集まりのハーピー》《洞窟のランパード》《槌の一撃》
(4)授与授与ビートダウン
代表的な組み合わせ・・・白青>白緑
英雄的生物に授与、授与して巨大な生物を作り上げるアーキタイプ。
特に《波濤砕きのトリトン》を授与先にする戦略は強力。
【代表的なカード】
《波濤砕きのトリトン》に《ニクス生まれの盾の仲間》《ニクス生まれのトリトン》《雨雲のナイアード》を授与授与授与
(5)低速コントロール
代表的な組み合わせ・・・青黒>黒緑>白黒
序盤を凌いで中盤以降に強いカードを展開して逆転するアーキタイプ。
《毒草の蠍》《悪意の幻霊》などで相打ちを誘い、《ナイレアの信奉者》《黄金の木立ちの蛇》でライフ回復して時間を稼ぎ、《航海の終わり》《捕海》で時間を稼ぎ、時間を稼いでいる間にこつこつ殴って、《アスフォデルの灰色商人》でドレインライフで止めさしたり、《モーギスの匪賊》で一気に決着をつけたり、青い飛行生物で上から殴り勝ったりする。なお、《ティマレットの召使い》を効果的に使われると意外にやっかい。
意外と使い勝手がわるいとの評価の《撤回のらせん》も構えることが多いこのタイプなら、悪くない動きをするのではないか。
なお、青が入っているタイプだと《前兆語り》が序盤を凌いで、中盤意向のドローを整理する非常によいカードである。
あとは白黒で、《エイリオスの学者》でドレインするタイプもある。
「テーロス」が2packとなってしまったために《灰色商人》の出現枚数は減ってしまったが、「神々の軍勢」の黒がしょんぼりすぎるので、「テーロス」2packでフィーバーする可能性が微レ存。
【代表的なカード】
《毒草の蠍》《悪意の幻霊》《ナイレアの信奉者》《黄金の木立ちの蛇》《撤回のらせん》《航海の終わり》《捕海》《アスフォデルの灰色商人》《先見のキマイラ》《毒草の口付け》《鞭の一振り》《エイリオスの学者》
<追伸>
代表的なカードを思いつくままに上げたところほとんどが「テーロス」だった。絶望した。
あと、用語の使い方が間違っていたらごめんなさい。
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